47歳が463後の退職を目指す話

迷い悩み迷走を恐れる今日この頃です。卒業を決意しながらも、いろいろ揺れてます。

惑わされるな!

ある日のこと

部下と2人で上司である取締役のところに

取締役会で報告する資料の事前レビューに行きました。

 

上司の方針で、直属長の私ではなく、

実際に担当している若手にこういう部門長が集まる場で

発表して欲しいということで、

資料の準備からレビューまで全て部下にお任せ。

 

私の方でも事前に資料のレビューをしていたので、

特に大きな指摘はなく、

SE寄りの記載箇所の訂

正指摘が数点あった程度で終わりました。

 

ほっとしてた次の瞬間、上司が1枚の用紙を持ってきて、

「先日あるユーザーと打ち合わせした時、担当者の説明が非常に簡潔で分かりやすかった。

 これを参考にして欲しい。」

とのこと。

 

素直に「なるほど」と思い続きを聞いてたら、

「普通、冒頭から説明しがちだが、そうではなく裏面の事例の話からスタートし、

 担当から”こういうことをやりたい、そのためのディスカッションをしたい”

 とだけ話があって、ディスカッションがスタートした。

 内容がスッと入ってきた。担当者は官僚出身らしく頭がいいなと思った。」

という話。

 

 

うーむ...

いやいや、そもそも目的違いますよね!

先方はディスカッションが目的、こっちは取り組みの説明が目的

そりゃー目的が違えば、話す内容も資料の作り方も違うでしょ!

って感じです。

 

目的が違うものを並列に並べて、それを見習えってのはないでしょ!

しかも官僚出身という肩書きにも影響されている様子・・・

 

 

この時取り組み説明をした部下は、私が一番信用している部下で、

この上司の言葉にすごく疑問を持っていたので一安心ではありますが・・・

 

 

まあ、説明の仕方というか、人心掌握については参考になると思いますが、

本質をみない上司を心底残念に思いました。

この方、社内ではDXに前向きで、我々の部署の責任者でもあるので、

一番の理解者でもあるんですが、

物事を一面からしか見ないところや、過去の実績に固執するところがあって、

理解がある分ちょっと面倒なところも多いんです。

 

 

この時の部下はしっかりしたやつなんで大丈夫ですが、

他のメンバーだと取締役の言葉ってこともあって、

そのまま鵜呑みにしちゃうでしょうね。

 

自分も一応管理職という立場にあるので、すごく反面教師になりました。

 

最近よく思うのは、

「悪意のないあるべき論者」

が一番面倒だなってことです。

 

悪意がなくて、自分の意見が正しいと思っているので、

相手の意見をなかなか聞いてくれないし、

こっちもひとつの意見としては間違っていないので指摘し辛い。

 

 

うちの取締役は自分が理解できない話を

部下がすると”分からない!”となかなか受け入れてくれませんが、

肩書きがある人がいうとすんなり受け入れるので、

今回はそれもあるんでしょうけど...

 

 

正直なところ、

まだ会社に未練と希望と打算をもってるので揺れてますが、

今回の出来事は”諦める”ゲージを1つ上げてくれたような気がします。